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南伊豆の伊豆ユネスコ村での「植樹祭」

編集後記

この冬の1 月と3 月に南伊豆の伊豆ユネスコクラブの山で植樹祭をおこなった。主催はNPO 法人伊豆未来塾で、漁業の代表、林業の代表、自然環境保全の代表、またカヌーなどの海洋レジャーの代表の人たちが活動しており、今回「南伊豆植樹祭」を開催し、地元の人たちやガールスカウトの人たちなど70名ほどが参加し、1 ヘクタール(3,000 坪)の敷地にクヌギ、クリ、サクラの木など1,000 本ほどの広葉樹の苗木を植栽した。今回、私たち一般社団法人日本自然環境保全協会は、昨年10 月中旬より植栽をするための土壌の下刈り、苗が食べられないように害獣除けの防護ネット張りをおこない、今後、植栽した苗木の管理もおこなっていく予定だ。

 今回植栽したクヌギなどの広葉樹には落ち葉などで土壌を豊かにする働きがあり、広葉樹の腐葉土にはカルシウム、カリウムなどアルカリ成分が多く含まれている。そんな広葉樹の林は山を豊かにし、そこから出たミネラルたっぷりの水が川に流れ、微生物が繁殖し、川を浄化して、海に流れ出たミネラルが海藻の森を作る。そこに小魚が集まり、大きな魚が捕食しにくる。いわゆる海の中に漁師の森ができるわけだ。

 この地球の大きさを考えると、スズメの涙ほどの活動だが、1 ヘクタール、2 ヘクター

ルと植栽を進めていけば、少しずつでも効果が現れていくことが大切です。

(文:佐藤延男)

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