

ザトウクジラの親子、奄美大島

夕暮れのサーフブレイク、奄美大島

島のサンセット

ザトウクジラの親子、奄美大島
Art Gallary
土屋”CHAR”尚幸の、奄美大島。
撮影:土屋”CHAR”尚幸
(写真1)親子のザトウクジラ:奄美大島では、この数年、1 月から3 月にかけて、ホエールウオッチングが観光客に人気で、ダイバーが冬の仕事として船を出している。運営会社では販促用の写真が必要で、依頼を受けて船に乗り込んで、写真を撮影している。毎年、ザトウクジラは子育てと繁殖のためにシベリアから太平洋を南下して沖縄・奄美諸島にやって来る。その後、翌3 月ごろにまたふたたび北極の海に戻っていく。最初、小クジラが小さいうちは、母親のクジラは敏感なのだが、小クジラが大きくなると親子で遊ぶようになる。そのぐらいになると、水中でも撮影しやすくなる。この親子のザトウクジラを水中で撮影したのも3 月で、あまりにも近すぎたので、母親のクジラの巨大な尾ビレではたかれるのでないか怖かった。
(写真2)夕暮れのサーフブレイク:秋の夕暮れ、通過した台風のうねりで奄美大島の太平洋側アウトサイドのサーフブレイクを撮影した。強いオフショアの風に煽(あお)られ、夕陽に照らされた波しぶきが生き物のように姿を変化させる。
(写真3)アウターリーフにパドルアウトするサーファー:夏に通過した台風のうねりに。奄美大島の東シナ海側のアウトサイドのリーフブレイクへパドルアウトするふたりのサーファーの姿をドローンで撮影した。ここは潮があげてないと波乗りができないポイントだが、ぎりぎり撮影することができた。下に広がるサーフブレイクのスプレーが異次元の世界を作り出している
土屋”CHAR”尚幸プロフィール
Academy of Art University in San Francisco Fine Art写真学科卒業。
Bachelor of Fine Arts 学士号取得。
「写真の力や可能性は、人間の眼差しを変える力であり、眼差しが変わることが意識を変え意識が変われば世界が変わり、自分が生まれ変わる。写真にはそうした変化を現実化する力が備わっている。<風ノ旅人>そんな写真を私はめざしています」と自身のウェブサイトで表現している。
主な作品:
『ナショナル・ジオグラフィック』国際写真コンテスト最優秀賞受賞。
河瀨直美監督の映画『二つ目の窓』で水中映像撮影を担当。
NHK 大河ドラマ『西郷どん』のメインビジュアルポスター写真撮影、オープニング水中映像撮影を担当。APA 広告作品入選。
環境省の依頼で奄美諸島、慶良間諸島などの国立公園を撮影。
ホームページ:https://www.charfilm.com
