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Cover Story

ブルーカーボン&グリーンカーボン

今、注目のブルーカーボンとグリーンカーボンを増やし育て、
CO2 の吸収量を高めましょう!

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磯の藻場に漂うコンブ Photo: bluebudgie_pixabay

人の営みを含む地球上の大気中に排出される炭素量は1 年間で96 億トン、そのいっぽうでブルーカーボンによる炭素吸収量は29 億トン、またグリーンカーボンによる炭素吸収量が19 億トンで、その差の52 億トン、二酸化炭素量で190億トンのCO2 が大気中に残存し、地球温暖化を進行させつづけています。最近話題のブルーカーボンは地球の2/3 を占める海域で吸収・貯留されている炭素のことで、藻場(アマモ場など)やマングローブ林、塩性湿地などの植生のある浅海域生態系の堆積物中にたくさん貯留されています。また最近の研究では、岩礁や港湾構造物に生息する大型海藻(コンブやホンダワラなど)の藻場にも二酸化炭素の吸収機能があることが明らかになりつつあります。またグリーンカーボンと呼ばれる地上の植物による二酸化炭素の吸収率は約12% なのに対し、海洋生態系の二酸化炭素の吸収率は約40% と効率がいいことがわかってきました。つまり、海洋生物を増やしていけば、CO2 の吸収量を効率的に高めることが可能です。また日本は国土の2/3 が森林で、年間5,900 万トンのCO2 吸収量があります。その森林の間伐と新たな植栽など、人間の手による保全活動が欠かせません。

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元東海大学准教授

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博士(工学)、国立研究開発法人「海洋研究開発機構」元監事 現監査室アドバイザー

一般社団法人「海洋産業研究・振興協会」監事

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博士(工学)、国立研究開発法人「海洋研究開発機構」特任上席研究員

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