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シダの葉

編集後記

今回のテーマはバタフライエフェクト。この言葉は気象学者のエドワード・ローレンツ博士によって生み出されました。1950年、彼は初歩的なコンピュータシミュレーションによる気象モデルを観察していたところ、初期値のごく僅かな違いにより気象パターンが大きく変化することに気づきました。入力するデータの端数を少し変えただけで全く異なる予測結果につながることを発見し、彼がこの論文を学会で発表する際に「予測可能性:ブラジルの1匹の蝶のはばたきはテキサスで竜巻を引き起こすか?」に由来すると言われています。

 このように、バタフライエフェクトとは、初期条件のわずかな変化が、その後の状態を大きく変えてしまう現象を指します。まるでブラジルで蝶が羽ばたくと、アメリカで竜巻が起きるかのように、小さな出来事が、やがては予測もつかないような大きな出来事につながることを意味します。私たちのちょっとした小さな行動、たとえばプラごみなど海岸清掃活動を続けることが思わぬ広がりを見せることがあるかもしれません。私たちもまた『しぜんかんきょう』誌を発行し、自然環境への啓蒙活動を続けることが大きな効果を生み、状態を大きく変えてしまうことを期待しています。

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一般社団法人 日本自然環境保全協会

Japan Natural Environment Protection Society

 

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広報誌『しぜんかんきょう』

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理事長

 

佐藤 延男

元東海大学准教授

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顧問

 

鷲尾 幸久

博士(工学)、国立研究開発法人「海洋研究開発機構」元監事 現監査室アドバイザー

一般社団法人「海洋産業研究・振興協会」監事

石川 仁憲

博士(工学)、「中央大学研究開発機構」教授

「日本ライフセービング協会」救助救命本部長

「海上保安庁」安全推進アドバイザー

許 正憲

博士(工学)、国立研究開発法人「海洋研究開発機構」特任上席研究員

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